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2010年06月 アーカイブ

2010年06月10日

沖縄の温泉 ー 山田温泉

温泉旅館


山田温泉は、沖縄県国頭郡恩納村にある温泉です。
前回の記事にも書きましたように、沖縄には火山がありませんので、温泉の数は少ないのですが、その中でも山田温泉は、大正時代に、自然に湧出している所を偶然発見され、ずっと地元住民に利用されてきた、馴染み深い温泉です。
泉質は

・硫化水素泉
・硫化水素型

の炭酸水素塩泉で、

・硫黄
・ナトリウム
・塩化物

などを含んだ、低張性で弱アルカリ性の源泉温度で、23℃の冷鉱泉です。
冷鉱泉とはその名のとおり、冷たい温泉で、加温して利用されます。
一般的に日本では温泉法によって、地表の気温よりかなり温度の高い25度以上の湧水を温泉、25度未満の湧水を冷鉱泉と定めています。
しかし、環境庁では「地中から湧出する泉水で、多量の固形物質又はガス状物質若しくは特殊の物質を含むか、或いは泉温が泉源周囲の平均気温より常に著しく高温を有するものをいう。」
「鉱泉中、特に治療の目的に供されるものを療養泉とする。」 としていますから、泉温にかかわらず、療養温泉である、と考えてもよいようです。
効能は

・神経痛
・筋肉痛
・関節痛
・冷え性
・五十肩
・うちみ

等の他、

・糖尿病
・慢性消化器病
・動脈硬化等

の内科的な効能もあるということです。
山田温泉、まるで個人のプライベートな温泉のような名称ですが、ここには以前「山田温泉」という旅館が存在していたことに由来しています。
1988年にリゾートホテルが建設された際に、温泉もホテルの施設の1つとして組み込まれました。
沖縄はご存知のように、現在ではリゾートホテル関連の施設が充実していて、日本国内でありながら南国気分を満喫することができます。
ホテルにはプライベートビーチも存在しており、コーラルブルーの珊瑚礁の海を見ながら温泉に入ることができます。
こんなことが可能なのは、いかに温泉大国日本といえども、沖縄以外にありえませんよね。

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