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2010年05月 アーカイブ

2010年05月14日

九州・沖縄地方の人気温 (4)指宿温泉群

温泉旅館


指宿と書いて「いぶすき」と読む、読み方の難しい温泉のひとつ指宿温泉は、薩摩半島の南の端に位置し、鹿児島県指宿市の東部にある、温泉群の総称です。
指宿温泉は、砂蒸しで全国的に有名な摺ヶ浜温泉、弥次ヶ湯温泉、二月田温泉等を中心とした温泉群で、九州を代表する温泉でもあります。
ネットをあれこれ調べてみると、指宿温泉の歴史は古く、江戸時代以前には既に、温泉地として認識されていたそうです。
ただし、この時代は指宿温泉自体は湿原だったそうです。
そして、高温の温泉や噴気口が点在する危険地帯だったようです。
しかし、薩摩の人々は特産品である麻の加熱処理や、日常の生活の炊事、浴用としてその当時から指宿の温泉を利用していたようです。
観光地となるよりも産業利用される方が歴史が古く、農業以外に養殖などにも利用されていて、温泉の9割が産業に利用されていた時代もあったという、指宿温泉は珍しい歴史を持っています。
指宿温泉の泉質は主に

・ナトリウム
・塩化物泉

ですが、温泉がある地域や、掘削した深度によって塩分の濃度や湯に含まれる微量な成分が違ってきています。
現在使用されている泉源は

・約500カ所
・泉温はおよそ82度
・湧出量 は1日12万トン

といったところです。
古くから湯量は大変豊富で、温泉を引いている家庭も少なくないということです。
効能としては、

・冷え性
・神経痛
・関節痛
・リウマチ

があげられます。
鹿児島県内有数の観光地ですが、中でも指宿温泉を代表するのは砂蒸し場です。
これは海岸に湧出する温泉で温められた砂に、浴衣を着て横になって埋まり温まる入浴方法で、海岸沿いの宿泊施設はもちろんですが、海浜で海を見ながら体験することもできます。
晴天の日が最適なのですが、雨天であっても1978年(昭和53年)に建設された公営砂むし会館でなら浴が可能です。
また砂浜は台風やシケなどで何度となく侵食の被害を受けてきましたので、砂蒸し浴場への影響や被害を最小限に抑える為、砂の流動を抑制する堤防が設置されているのも特徴といえるでしょう。

2010年05月30日

沖縄の温泉

温泉旅館


さて、このカテゴリーの中では私が最も興味のある沖縄の温泉について調べてみました。
そもそも、亜熱帯気候の沖縄では、考えてみればそうかも、と思いますが、以前から浴槽につかって身体を温める習慣はなかったそうです。
現在でも家賃がそれ程高くないアパートなどでは、バスタブが最初からなくて、シャワーのみが設置されている所が少なくないんだそうです。
そんな沖縄では、銭湯の数も多くはないようです。
さすが沖縄というか、気候柄、冷えた身体を温める必要がないとうのは、なるほどと妙に納得してしまいます。
よく考えたら、沖縄には火山がないので、温泉もないのではないかと思えてきます。
ところが、調べてみると、意外なことに沖縄には良い温泉が数ヶ所あるらしいのです。
火山がありませんから、沖縄の温泉は当然火山性の温泉ではなく、約800万年前の化石海水を源泉に持つ温泉、微褐色透明のナトリウム塩化物泉などで、火山性温泉とは成分が全く違うのだそうです。
自噴で掛け流し温泉が多いのと、自噴温度が平均23度と低いので、加温している所が多いそうです。
泉温が低い為、衛生の面から、塩素殺菌も必要に’なるということで、いわゆる温泉とはちょっとイメージが違うようです。
効能としては、

・婦人病
・慢性の皮膚病神経痛
・筋肉痛
・冷え性
・疲労回復

等があるようで、これは温泉に含まれる塩分が保湿効果を高上させ、体が温まることによるもののようです。
沖縄では、元々湯船につかる習慣がないということですが、近年の健康志向の影響で、大型の健康浴場、俗に言うヘルスセンターも増えてきているそうで、美容や健康のために、最近では地元でも行く人が少しずつですが増えているようです。
この他にも沖縄の海を利用した、海水療養施設なども建設されていて、本土の温泉とはまた少し違った方向で温泉が発展しているのも、沖縄の特徴のようです。
沖縄の温泉巡りでは、私なら美容や健康を追求しながら、南国の自然を満喫する楽しみ方になりそうです。
沖縄ならではの温泉施設の数々、一度は試してみたいものです。

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