- 2008-09-01 (月)
- ローカル線の旅
関東地方の鉄道会社の中で最も広範囲に列車を運行しているのは、南は千葉県船橋市で、北は栃木県日光市と東京、千葉、埼玉、栃木、群馬の1都4県にまたがっている東武鉄道です。
その営業距離は463キロにモおよび、JRを除けば、なんと近鉄、名鉄に続く第3位の営業距離です。
そのひとつ、千葉県内のローカル線の小湊鉄道は東京から約1時間のJR内房線の五井駅から20~40分に1本運行され、終点の上総中野駅までは1時間10分ほどで到着します。
その間18の駅がありますが、緑豊かな田園と美しい渓谷を眺めることのできるのが特徴のローカル線です。
この路線は無人駅が多く、車掌さんが改札もしています。
出発はJRも停まる五井駅で、この五井駅周辺は住宅街ですが12階立てのサンプラザ市原のビルがそびえ、展望レストランもあり、ローカル線のイメージとはほど遠い都市的雰囲気の駅です。
その一方で賑やかなJRのホームに並んでディーゼル列車が停車しているところに風情を感じます。
隣りの上総村上駅に着くころからは早くもローカルな雰囲気を味わえます。
寄り道のポイントとしては高滝駅から歩いて10分ほどの所には千葉県最大の高滝ダムがあります。
3時間ほどでダムを一周できるハイキングコースもあり、養老渓谷は房総内陸部では最大の観光スポットです。
この駅止まりの列車も多いにもかかわらず駅前は数軒の店があるだけですが、これでも沿線では大きな街です。
無人駅の多い小湊鉄道では、乗務員の交代や休憩等に利用されるのどかな所です。
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