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猛吹雪の中を走る東北のローカル線と観光

東北のローカル線の代表的存在といえば、青森県の津軽鉄道です。
猛吹雪の中を走るストーブ列車は、津軽平野のほぼ中央、津軽五所川原駅と津軽中里駅間20.7kmを結ぶ津軽鉄道です。
地域密着のローカル線ですが「だるまストーブ」で全国でも人気を呼んでいて、石炭の黒い煙をたなびかせながら津軽五所川原駅~津軽中里駅間を1日2往復しています。
また岩手県JR東日本花輪線盛岡市玉山(旧玉山村)の好摩駅と、秋田県大館市の大館駅を結ぶ全長106.9kmの路線では、八戸新幹線開通に伴い盛岡以北の東北本線が分離されました。
岩手銀河鉄道盛岡駅~大館駅間の通し運転が基本で、快速「八幡平」1日1往復する以外はすべて普通列車です。
沿線には八幡平、安比高原、湯瀬温泉など岩手・秋田を代表する観光地があり、車窓からは盛岡~平舘間の随所から望むことができ、岩手山の姿をはじめ、新緑、紅葉、さらには、田園地帯、渓谷と四季の変化に富んだ景色を堪能することができます。
そして秋田県の由利高原鉄道「鳥海山ろく線」へと入ってきます。
旧国鉄矢島線は赤字廃止選定廃止線の対象になるものの、鉄道としては秋田県内初の第三セクター方式により昭和60年10月、由利高原鉄道株式会社・鳥海山ろく線として営業を開始しました。
現在JR羽後本荘駅と矢島駅間全長区間に12の駅があり、車窓から望む東北第2の霊峰鳥海山(2,236m)の勇姿、広大な田園風景が自慢です。

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